4/14/2007

<D>お客さまに提供する価値

 
お客様に提供する価値を見極め、すり合わせ/組み合わせによる

顧客創造、価値創造のポートフォリオを組み立てることが重要である。

     ・A:お客様経験価値を高める環境をデザインする
        
     ・B:プラットフォーム、アウトソーシングによる業務モジュールの再編成

     ・C:価値ある商品で業務プロセスの効率化
   
     ・D:コストパフォーマンスの高いモノ商品の提供     
 
 


 ◆A:お客様価値を創りこむ経験、場
 
    お客様の期待を踏まえ、きめ細かく開発、設計、生産を

    調整することによって、最適化した作りこみを行い、

    品質による差別化を図る。

  
    製品化までに長時間をかけるなど、必要以上にコストを
 
    かけてしまう過剰対応の側面を有しているが、
 
    お客さまにその経験を価値として提供する、もしくは経験の場を
 
    固有の価値として提供することができる。
  
  
 ◆B:お客様競争力強化につながる課題解決サービス
 
    汎用部品をうまく組み合わせることで、特定顧客のニーズに
 
    応えるソリューションビジネスであり、利益率の高いビジネス
   
    展開が可能である。

    しかし、お客様期待の変化による価値の陳腐化も早い。
 
  
 ◆C:価値ある商品、プラットフォーム
 
    すり合わせで作っているので、ノウハウや知的財産の面で
 
    自社の強みを発揮しやすい。
 
    不特定多数のお客様にメニュー商品として提供するので、

    競争力さえあれば多数の顧客に対する量産効果を期待できる。
 
 
 ◆D:コストパフォーマンスの高いモノ商品
 
     汎用部品や標準タイプの生産設備を組み合わせて商品を作り、
 
    不特定多数の顧客にメニュー商品として提供する。

    商品の質的な面での差別化が難しく、いかに安い汎用部品を、
 
    いかに速く調達し、組立て、販売するか、コストとスピードが重要な
 
    差別化ポイントである。