企業とは、
人が固有な価値観を持って、
株主、お客さま、従業員など、様々な立場で参画する場であり、
それらの人々が相互に影響し合い、信頼を培っていく場である。
企業活動を通して、
資本・売上・設備など規模の大小や、強弱を競うのではなく、
企業それぞれの企業理念や事業戦略を貫き、
その中身や経営の質を競い、共生していくことにある。
そして、
企業と社会の相乗発展のメカニズムを築き、
企業の持続的な価値創造と、より良い社会の実現を目指す。
いま、日本型経営の根本にある
「企業は、まず、本業を通じて社会貢献をする」、
さらには、
近江商人の教えである「三方よし」の世のため、人のための
精神が、求められている。
この「売り手よし、買い手よし、世間よし」という商業倫理は、
売り手と買い手に加えて、売買が行われる地域社会(世間)が、
大事だと訴えている。
まさに、「CSR(企業の社会に対する責任)」の原点である。
経営者は、
社会に有用な価値を提供し続けるために、
「個の企業が良ければ、社会全体が良くなる」という
部分最適のアプローチではなく、
ステークホルダー【社会、市場、お客さまなど】の課題を、
「全体の社会があって、個の企業がある」という
全体最適の観点から構想し、
サスティナビリティーを重視した経営が求められている。
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