2/11/2007

社会へ、そしてお客さまに提供する価値について

  
社会、お客さまの期待に応え続けるために、
 
提供する価値が持つ特性をしっかり認識しておくことが、重要です。
 
 
<3種類の価値特性>
 
 ◆魅力的品質特性
 
   きちんと価値を提供することが、
 
   できれば「満足」、できなければ「まあまあ、しかたない」
 
 
 ◆一元的品質特性
 
   きちんと価値を提供することが、
  
   できれば「満足」、できなければ「不満」
 
 
 ◆当たり前品質特性

   きちんと価値を提供することが、
 
   できれば「当たり前」、できなければ「不満」
 
 
 
  
宅急便の誕生から成長の過程を振り返ると、
 
価値の変化についても理解することができます。
 
 
魅力的品質特性を有する価値は、
 
時間の経過とともに一元的品質、さらに当たり前品質特性の価値へと
 
お客さまの認識が変化していきます。
 
 
価値の評価が変化するタイミングを見極めて、
  
新たな魅力的品質の価値を提供していくことが、
  
お客さまの期待に応えることです。

 
そして、社会が、お客さまが価値を当たり前と認識した時、
  
その当たり前品質特性の価値を前提とした新規ビジネスが発生する。
 
 
その結果、当たり前品質特性の価値の市場規模は拡大し、
  
コスト、品質、安全の競争が激化する。
 
 
さらに、この社会の期待に応えることができた企業が、
  
社会のインフラを担うことができるのです。
 
 
この考え方を、
 
企業が有用な価値を社会に提供し、社会に対する責任を果たす上で、
 
みずから生み出す価値を組み立て、展開するために、
 
役立てていただきたいと思っている。
  
 
   
  
  
*<3種類の価値特性>は、1985年ごろ、ある時計(クロック)メーカーの
  
  開発研究者の論文、時計に組み込む機能のあり方についてから引用し、
  
  提供する価値のあり方として、発展させたものです。
 
 
 

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